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マイクロスコープとは

和訳すると顕微鏡です。顕微鏡は微小な物体を視覚的に拡大し、肉眼で見えるようにする装置のことを言います。

マイクロスコープの歴史

1953年カール・ツァイスが耳鼻科ように開発し、耳鼻科・眼科へと広がりました。
1957年 脳外科で使用されるようになり、1970年代には心臓外科でも使用されるようになりました。歯科においては1980年前後にその有用性が認められようになり、1998年にはアメリカ歯内療法専門医の教育でマイクロスコープの使用を義務づけられ、急速に世界中に広がります。しかしながら、日本での普及率は高いとは言えないのが現状です。

歯科治療におけるマイクロスコープ

暗くて狭い口の中にある小さい歯を治療する時、今までは盲目的(手さぐり)であり、“カン”や“経験”に頼って治療を行っていた部分が非常に多かったといえます。これは術者(歯科医師)にとって大変なストレスになり、何より患者様の利益になりません。
マイクロスコープを使用することにより、小さい歯は20倍前後(最高倍率)まで拡大され、暗かった口の中はマイクロスコープの照明により格段に明るくなり、処置が確実になります。その為、精度の高い歯科治療が可能になりました。

虫歯の治療

拡大視野下での虫歯の治療は、余計な歯質(健全な歯質)の切削が避けられ、必要最小限の切削で治療が可能です。また、充填(白い樹脂を詰める)を行う際、段差がなく、充填物の過不足もなく確実に行えるため、再治療の確率が低下します。

根管治療

根管治療とは根の中の治療(神経の治療)で、今までは手さぐり、カンで行っていたが、マイクロスコープでの拡大視野下では同時に光も入るので確実な処置が可能になりました。 例えば、根の破折・穿孔(せんこう)(穴が開いてしまったもの)、根管の中の異物の確認。これらは肉眼での確認が困難なため発見できず、いたずらに治療が長引いたり、抜歯になるケースも多かったと言えます。また、何回も治療しているにもかかわらず、一向に痛みが取れないケースも、マイクロスコープで精査することにより原因がわかることも少なくありません。
根の先に大きな病巣(レントゲンで黒く写る)があり、通常の根の治療の効果が期待出来ない時に行う、歯根端(しこんたん)切除術(せつじょじゅつ)(外科的内療法)もマイクロスコープ下で行うことにより、成功率が格段にあがりました。

例 1)

他の歯科医院で抜歯しかないと言われ来院。マイクロスコープ下で歯根端(しこんたん)
切除術(せつじょじゅつ)を行った。


   

歯周病

歯周病治療の基本となる歯石の除去、歯周外科での手術もマイクロスコープ下で行うことで、より確実に行うことができます。

審美歯科

補綴物(セラミックなどの被せもの)を長期にわたり口のなかで安定させるには、補綴物の美しさと、高い精度が要求されます。肉眼で行ったものには限界があります。 マイクロスコープ下で行うことによって、数ミクロン単位での治療が可能になります。